=== シナリオ:轍(わだち)の痕(あと) === ■シナリオ情報 ●シナリオトレーラー  道化騎士の駒に下された、新たなる命令。  それは都内で殺人を繰り返す、  ふたりの少女の抹殺だった。  過ぎ去った時間が隔てたものは、  仰ぎ見る夕焼けの色。  一度分かれて、二度とは戻れぬ、  真っ赤に染まった地獄道。  人鬼血盟RPGブラッドパス  轍(わだち)の痕(あと)  ――血の軛(くびき)こそ、汝らの別離(さだめ)。 ●シナリオハンドアウト  このシナリオには、AとBの2種類が用意されており、どちらかを相談して選択します(人間か吸血鬼かの指定はありません)。ハンドアウトAはシナリオの軸となる立場であるため、PCのうち必ずひとりはハンドアウトAを選択してください。設定が合うのであれば、複数のPCがハンドアウトAを選択しても構いません。 ▼シナリオハンドアウトA  所属:ピルグリムの血僕  キミはとある施設で育った。そんなキミには、古室光(こむろ ひかり)と三橋蓮華(みはし れんげ)という2人の友達がいた。だが、施設の火事で彼女たちは行方不明となり、生き残ったキミは紆余曲折の末、いまでは道化騎士の駒だ。そんなある日、主人からふたりの少女の抹殺指令が下る。彼女たちは、キミがよく知る顔だった……。 [シナリオテーマ:指令を完遂する] ▼シナリオハンドアウトB  所属:ピルグリムの血僕  現在、キミは[ハンドアウトA]と血盟を組み、道化騎士ピルグリムの駒として活動している。今回、主人から下された指令は、最近都内で殺人を繰り返している少女たちを抹殺すること。どうやら[ハンドアウトA]は、このふたりに見覚えがあるらしい。彼/彼女がどう立ち回り、何を決断するか……それを見届けるのも、楽しそうだ。 [シナリオテーマ:結末を見届ける] ▼備考  [ハンドアウトA]が育った施設は、今回のシナリオの大筋には関係しません。想定では東京都の西にある公営の施設で、5年ほど前に火災で焼失しています。その際に十数人の子どもと職員が死亡、もしくは行方不明となっており、光と蓮華はそのなかの2人です。  GMは、これらの設定は[ハンドアウトA]に合わせてアレンジしても構いません。その場合、マスターシーンやNPCのセリフなどにもアレンジを加えましょう。 ▼NPCについて  登場するNPCについて、簡単に紹介します。 ・古室光(こむろ ひかり)  真面目で穏やかな少女。施設の中では意見のまとめ役であり、家事や料理なども積極的に行なっていました。将来の夢は学校の先生。火災当時は13歳。 ・三橋蓮華(みはし れんげ)  明るく活発な少女。喜怒哀楽が顔に出やすい性格。面倒見がよく、年下の子どもたちの面倒をよく見ていました。将来の夢は美容師。火災当時は13歳。 ▼推奨サンプルキャラクター  クイックスタートでキャラクターを作成する場合、次の[サンプルキャラクター]を推奨します。プレイヤーが2人の場合は「華麗なる血闘者」を除外してください。 「復讐の剣士」(『BLP』P128) 「日向の半鬼」(『BLP』P128) 「華麗なる血闘者」(『BLP』P126) ●シナリオスペック ステージセット:東京UTM プレイヤー人数:2~3人 想定練度:1~2 想定プレイ時間:3~4人